
業界リーダーに訊く、ピラティス注目トレンド(エンコンパス)
青山学院大学、箱根駅伝優勝の強さを支えるENCOMPASS(エンコンパス)、機能改善ピラティス+過負荷トレーニングの相乗効果とは
(スポーツウェルネスのトレンドメディアNEXT2024年4月No.199に掲載されております。詳しくはこちら)
ピラティスの機能改善における効果が注目される一方で、ピラティスをトレーニングに採り入れることで、より高いパフォーマンスやパワーが発揮できることに注目するアスリートも増えている。このピラティスの機能改善と過負荷トレーニングの相乗効果が得られるのがENCOMPASSの特長だ。ピラティスの人気が高まるとともに、改めてENCOMPASSが世界的に注目を集める理由について、中野ジェームズ修一さんに訊いた。
負荷をかけながら可動域を拡げ、インナーユニットとの連動をつくることが鍵
ENCOMPASSは、1974年に米国で開発され、現在までの約50年間にわたり、世界47ヶ国のトレーニングシーンで愛用され続けている。その特長は、ピラティスのリフォーマーのベッドの部分が「グライドボード」というスライドするボードで、さらに傾斜がつけられることで、ピラティスのすべてのエクササイズに、自重の負荷がかけられるようになっていることにある。グライドボードが可動することで、体幹のインナーユニットと四肢の筋肉が連動していないと、グライドボードが動き、動きのエラーに気づき、修正しようとすることで、動きの中で体幹のインナーユニットを効果的に働かすことができることになる。
中野ジェームズ修一さんは、青山学院大学の箱根駅伝チームのトレーニングでも、ENCOMPASSでのトレーニングの比重を大きく高めたことが優勝の要因の一つとして注目する。
「特に、ランニングなどリズミカルな動作では、インナーユニットが抜けやすい。ENCOMPASSでは、レッグプーリーで股関節に負荷をかけながら可動域を高めていくことで、機能改善と、体幹を安定させた状態でパワーを発揮できる身体の使い方を年習得できるのです」
女性や高齢者には、ピラティス+αのトレーニング効果が得られるENCOMPASS
ENCOMPASSの「グラインドボード」が可動性で、傾斜がつけられることで、女性や高齢者にとっては、重力とのかかわり方を変えることができ、段階的に身体の機能を取り戻していける効果が得られる。
特にピラティスでは、ターゲットしたい筋群にアプローチするのが難しい動きがあるが、「グラインドボード」の傾斜やスライド機能を活用することで、より直感的に目的に沿ったトレーニングが行えることで、特にピラティス初心者の方に有効だという。
長年ピラティスの指導者として活動し、自身のピラティススタジオ開設にあたって、ENCONPASSを選んだ府川聡子さんは、その魅力をこう話している。
「例えば、ピラティスの代表的な動きであるハンドレッドの場合、あおむけの状態で、頭をマットから挙げてコアを安定させながら両腕を動かしますが、グラインドボードに傾斜をつけることで、重力のかかり方が変わり、頭を挙げる姿勢がラクにとれるとともに、ストラップをもって、グラインドボードが安定するように動くことで、適切な身体の使い方が引き出されることになります。ピラティスの動きを追求するよりも、ENCOMPASSではピラティスによる機能改善やトレーニング効果が追求でき、その効果が実感できることが何より喜ばれています」
中野さんは、ENCOMPASSのピラティスとの違いについて、「可動域が広がった状態で、過負荷の原則で筋力をアップできるので、機能的に動ける状態で、力を発揮できるようになるのが、ENCOMPASSの最大の魅力です」と話している。
商品詳細はこちら