
世界最大の屋内フィットネスレース「AirAsia HYROX Osaka」が大阪で開催
日本を普及の重点地域とし、スポーツツーリズムの定着も目指す。

「誰もが参加できるフィットネスレース」というコンセプトを掲げる屋内フィットネスレース「HYROX」 は、1㎞のランニングと8つのファンクショナルムーブメントステーション(①スキーエルゴ1,000m /②スレッドプッシュ 50m /③スレッドプル50m /④バーピーブロードジャンプ80m /⑤ローイング1,000m /⑥ファーマーズキャリー 200m /⑦サンドバッグランジ100m/⑧ウォールボール100回)を組み合わせたサーキット形式のレース構成で、スピードを競う独自のレースだ。新たなスポーツ需要を掘り起こすスポーツとして世界的な注目を集めている。

「HYROX ( ハイロックス )」 は、スポーツ界の重鎮クリスチャン・トエツケとオリンピックメダリストのモリッツ・ファーステによって考案され、2017年にド イ ツで発祥し たフィットネス競技だ。「HYROX」は、世界基準を確立し、オリンピック競技となることも目指しており、フィットネスユーザーの新しい文化や目標を作っていると言える。
「HYROX」は、ユーザーの成果を見せる、レース開催を重視しているが、2025年は世界80以上の都市でレースが開催され、55万人以上のアスリートと35万人の観客が参加し、熱狂した。日 本 国 内 で は、2025 年 8 月 9 日「HYROXYOKOHAMA」を横浜で初めて開催し、1 日の会期で参加者 3,800 人超えを記録、約2,000人の観戦者が入場した。横浜の開催で、日本市場に潜在する需要を確認し、大阪の開催と続くことになった。日本第2回目となる「AirAsiaHYROX Osaka」は、2026 年 1 月 30 日から 2月1 日の 3 日間、大阪市住之江区の「インテックス大阪」で開催、3日間で8,100 人のアスリートが競技に参加し、約5,000人の観客が入場し観戦・声援で盛り上がりを見せた。
競技は「誰でも参加できる」ことを特徴としているように、シングル部門(個人で全種目に挑む最もスタンダードな形式)、ダブルス部門(2人1組で協力しながら完走を目指す)、リレー部門(4人1組で駅伝のようにバトンをつなぐ)がある。部門により参加者の負担がシェアされるため、参加者のほとんどが完走しているというのは、大きな特徴だ。
もう一つ、「HYROX」の特徴として、世界統一の競技のため、世界各地の大会に誰もが参加できることだ。実際に、大阪開催でも、韓国を中心にアジア太平洋地域からの参加は4割強で、6割が日本からの参加であったという。特に韓国では日本の1年前の2024年より競技が開始されており盛り上がっており、2026年5月に開催が決定した競技も、販売してから即日でチケットが売り切れ、1万人が参加するという。

「HYROX」は開催地の地域ごとのコミュニティとともに成長していくことを目指していく方針で、スポーツツーリズムの1つとしても定着していこうとしている。その状況を見て、HYROX大阪では、2026 年公式地域航空企業パートナーとして、「AirAsia」が参画しており、アスリートや観客の移動をより簡便にし、地域全体で高まるフィットネス気運を支援するというビジョンが示されたことでも理解できる。大阪開催では「AirAsia」他、スポンサー企業がブースを構えたなか、会場内はアスリートを盛り上げる音楽とDJ、照明演出が施され、イベントの一体感と臨場感が出ていた。「HYROX」は横浜、大阪での手応えを認識して、今後、日本での開催地を定期的に行い。またアスリートの育成・参加啓蒙も図っていく。
「HYROX」の 戦略としては、日本では、「HYROX」ができる施設を開発していくという施設戦略ではなく、既存のフィットネスクラブやスポーツジムとパートナーシップを締結し、アスリート育成のためのプログラムを提供していく。競技に沿ったトレーニングプランや競技までのスケジュールなどを指導できるトレーナーの育成も行い「HYROX」に参加したいユーザーにサービスを提供するとともに、既存ジムの会員増にもつながる仕組みを構築していく方針だ。
現在「HYROX」ユーザーは世界各地に100万人以上と推計されるが、競技の魅力と、世界各地へ「HYROX」を契機に訪問できるスポーツツーリズムの観点から、ユーザーには、いままでにないフィットネスの楽しみを、また開催地には多くの競技関係者を誘致し、経済効果をもたらしていくことを目指していく。
日本での第三回目開催ではどのような参加人
数になるか、注目したい。
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